ハニカムルーフの秘密

猫はなぜダンボールが好きなんだろう?

ダンボール猫

ねこはダンボールが大好きですね、ダンボールの空き箱など置いておこうものなら、気づけばネコの部屋になっています。 ねこは植物性の物を好み、また、そういったことに敏感です。 木を原料とするダンボールは波上の構造に空気の層を持ち、保温性にすぐれ、適度に湿気を吸収し、 ねこにとっては快適な空間となります。 断面は爪がよく引っかかり、爪をとげばバリバリとごみを撒き散らしながらご満悦ですよね。

ダンボールの構造

通常のダンボールは波状の紙を2枚の紙でサンドイッチしたような、3層構造になっています。 よく見かけるダンボール製の爪とぎはこのダンボールを何枚も張り合わせ、板状にしたものです。

ダンボールの断面

ダンボールの爪とぎはみなさんご存知のとうり、この波目に爪を引っ掛けて使われます。 安価ではありますが、目が粗く、どこにでも爪が引っかかる構造で、ネコが気に入れば気に入るほど、 大量のゴミを撒き散らし、消耗していきます。見ていると気持ち良さすら感じますが、掃除は大変、消耗も早く、 気づけば置いておいた場所から遥か彼方へ移動しているなんてこともしばしば。

ハニカムコアの構造

「ねこハウス」のハニカムルーフに採用しているハニカムコアは、名前のとおり引き伸ばすと蜂の巣状になります。 ダンボールと違い、紙同士を交互に糊で接着し、繰り返すことで、どこまでも続くハニカム構造のシートになります。
通常ハニカムコアは目いっぱい引き伸ばされた状態で、壁材の芯として使用されるほか、搬送用のパレットなどにも使われ、 軽量化、強度の確保環境への配慮といった面で有効な材料です。 ハニカムコアを利用したボードの耐圧は数トンにものぼります。
また、単体で梱包時の緩衝材としてなどが通常の用途で、 一般の方の目に触れる事のないものです。

猫ハウスのハニカムルーフ

「ねこハウス」のハニカムルーフは、伸ばせば数メートルにもなるハニカムコアを贅沢に圧縮して使用しています。

ねこハウスのハニカムルーフ2

そのため、通常のダンボール爪とぎよりも密度が高いため、持ちが良く、爪とぎ時には、 紙同士の強固な接着面に爪が引っかかり消耗していくため、消耗時のゴミも少ない良質な爪とぎとして使用することが できます。このハニカムコアをハウス全体に立体的に配置することで、場所を選ばずに爪を研げる 「ねこハウス」のハニカムルーフは、使用後もリサイクルが可能な、 ネコにも環境にも優しい、優れた特徴を備えています。

資材協力:HEXA JAPAN http://hexajapan.co.jp/